Reitoのえも〜いブログ

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【不能犯】目が合ったら死確定!?マインドコントロール【レビュー】

最近、外出自粛のせいで

どこも行けず完全引きこもり生活を送っていて、もやし化が

加速しています。

 

どうも、れいちです。

なんかいい挨拶ないかなぁ、と思ってるけどなかなか思いつきません。

 

 

みなさん特殊能力が一つ使えるとするなら何がいいですか?

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瞬間移動 未来予知 時間停止 透明化

たくさんありますよねー。

 

時間停止と透明化選んだあなたはいやらしいことを考えてる人です。

ちなみに僕はタイムトラベルが良いです。

過去に戻って競馬やらロト6を…

 

そんなわけで今回は

目を見て言葉をかけるだけで相手をマインドコントロールし、プラシーボ効果を与えて

現実化してしまう恐ろしい特殊能力の映画不能犯をご紹介!

f:id:Rei_kun:20200517232239j:plain©︎ファインエンターテイメント

 

 

こんな人にオススメ!

・ダークな松坂桃李さんを見たい人

・特殊能力に心くすぐられる中二病な人

・サイコな雰囲気を味わいたい人

 

 

え、待ってプラシーボ効果説明しろよ!

 

偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う(例:ただのキャンディを酔い止めと思い込ませて舐めさせると酔いがおさまる)。

(引用元:Wikipedia『偽薬効果』より)

 

簡単に言ってしまえば、

「こういう効果がある!」 という強い思い込み・勘違いが

実際にはそんな効果がないのに、錯覚で実現してしまう ということですね。

 

昔、非人道的な人体実験が行われていたことは

超高温で熱した鉄を見せた後に目隠しをし、別のただの鉄を腕に当てたところ

腕に火傷の跡がついた

というような実験結果も出ています。

思い込みって怖いですね…

こんなものが実現するならもっと良いことも

プラシーボ効果で感じたいですね。

 

あらすじ

『電話ボックスの男』って噂が巷で話題になってるとこから

ストーリーが始まります。

なんでも、電話ボックスのところに殺しの依頼を書いた紙を

貼り付けておくと実際に殺してくれる という噂。

そんなのあちこちの電話ボックスに貼り付けられちゃったら

お仕事大忙しになっちゃいますよね笑

 

そんなある時、カフェで事件が起きます。

謎の男(松坂桃李)がいかにも悪そうな男にガムシロップ入りの水をぶっかけて

当然、いかちい兄さんブチ切れですよ!

その時に謎の男の目が赤くなって、いかちい兄さん見つめ合っちゃって

ここでもうマインドコントロールされちゃうんですね。

f:id:Rei_kun:20200517223913j:plain©︎ファインエンターテイメント

松坂桃李さんに見つめられたら別の意味で死にそうですけどね。

 

マインドコントロールにかかった時に謎の男が

スズメバチの猛毒を知っていますか?

 その匂いスズメバチが好むんですよ。」って言って

スズメバチの入った瓶の蓋を開けると

スズメバチが一斉に兄さんめがけてババババって飛んでって

お兄さんご臨終。

 

で、事件後に沢尻エリカ演じる刑事の多田は

最近起きてる不可解な事件でこの謎の男が見かけられていることから

謎の男を追うことになるんですね。

 

この謎の男の正体と刑事多田はどうなっていくのか…。

というのがあらすじです。

 

レビュー(※ネタバレ注意)

この映画、松坂桃李演じる宇相吹(うそぶき)がマインドコントロール

色々な殺し方をするところももちろん注目なんですけど

人間の愚かさ』っていうところにも注目の作品です。

作中でも宇相吹が口にします。

 

「愚かだね、人間は。」

 

誤解や勘違いをしていても、人間は憎しみなど感情的になってしまうと

自分の感情による思考以外考えられなくなってしまう ということを描写してます。

 

例えば、ある夫婦が登場して

妻が「いま隣の家の人が庭にいた。」と言って旦那も不審に思います。

翌朝には、その隣の住人がゴミを漁っているところを目撃し旦那はさらに不審がる。

そんなある日、旦那が帰宅すると荒れたリビングとそこにヘタリ込む妻を見つける。

なんでも、隣の住人が突然家に押し入ってきて襲われたと。

 

旦那ブチギレて『電話ボックスの男』に殺しを依頼

宇相吹はその隣人を殺し、「早く帰って妻を安心させてはどうか。」と

提案するんですね。

旦那が帰ると、そこにはクスリをやってる妻と男、あと女2人が。

そこで、隣人はクスリをやっているのを目撃し止めに来た。

だが旦那にばれたくないので嘘をついた という真実を知ることになる。

旦那はその場にいた奴らを灰皿で滅多打ちにする。

 

というシーンがあります。

嘘と誤解が招いた悲劇ですね。

まあ妻の発言と自分が目にしたもので勘違いしてしまったのも

わからなくはないですが…。

 

 

多田の特異体質

多田は唯一、宇相吹のマインドコントロールが効かないという設定なんですけど

その設定があまり生かされていないような物足りなさを感じました。

宇相吹は多田に殺されることを望んでいましたがその理由も

あんまり感じられませんし。

 

 

間宮祥太朗の中途半端感

作中には多田が過去に逮捕し、更生して現在は寿司屋で働いている

間宮が登場し、終盤で爆弾犯という正体が明かされます。

「希望を持っている多田の顔が絶望に変わるのを見たい。」とか

ちょっと頭のネジを何個か紛失したような発言をし、

宇相吹と対立して争う場面もありますが

正直必要だったのかな…と感じてしまった。

『人間の愚かさ』と宇相吹の『マインドコントロールの脅威』だけに

焦点を当てておく方がまとまりがあったんじゃないかな、と思いました。

 

 

と、若干ストーリーに粗のようなものを探してしまいましたが

マインドコントロールによる殺人のパターンは

色々あってなかなか面白かったです。

ダークな松坂桃李さんは初めて観たのですが

なかなか不気味さを醸し出していて良かったです。

 

原作とはだいぶ登場人物やストーリーが異なってそうですので

実写をまだ観てない方はぜひご覧ください!

原作を読んでいない方は原作で更に多くのマインドコントロール

楽しむのも良いかもしれませんね。

 

ということで、以上で『不能犯』のレビューを終わります。

気になった方はこちらの予告映像をどうぞ!

www.youtube.com

 

今回は邦画のレビューをしてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

また次回の記事でお会いしましょう。

それでは!さいなら!